2012年10月11日(木)
【水のような、氷のような】




私の役割を誰も知らない。
私の存在のワケも。
「知らないという事を知らない」
それはとても怖いことですか?


私の抱えた不安定なものでは
足りないの?ねぇ、
水のような、氷のような


「知らないという事」が抱えた幸せも私には
「知るという事」と同じくらい、痛い、痛い。

もういっそ、忘却の河も記憶の泉も飲み干してしまえたら


水のような、氷のような、矛盾を抱えて浮かんでいる。
知るという事と、知らないという事の狭間で息をしている。
憶えているという事と、忘れるという事に溺れて
ようやくあなたが見えるくらいにどうしようもない僕です。

薄まってゆく程、膨らんでゆくあなたに気付いて、もう付け足されない「記憶」だと気付いてしまった。







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