2012年10月11日(木) 【モノローグ】 ここがどこだかわからないから 隣の誰かさんに聞いてみた 朱色の包帯は答えたの ｢ここははじっこだ｣ それじゃあ包帯の誰かさん その先には何があるのですか？ 朱よりも赤い目で答えたの ｢はじっこのはじっこだ｣ 僕はどこに行きたいの？ ｢それはお前が決めることだ｣ 僕はどこから来たの？ ｢それを知ってどうなるんだ？｣ 別に。 明日の意味がわからないから 適当に生きてもいいでしょう？ ｢例え意味がわかっても お前は変わらない｣ 昨日が今より美しいから もう終わりにしてもいいでしょう？ ｢宝物が増えてゆくことを 終わりにしたいのなら｣ 僕は誰なんでしょう。 ｢誰って一体何だ｣ ｢誰かになる前にちゃんと お前になればいいだろう｣ なるほど 僕は誰かになりたい。 ｢自分もわからないのにか？｣ 自分がわからないからです。 ｢随分遠回りが好きなんだな｣ 僕ははじっこのはじっこのはじっこに行きたい。 ｢真ん中もわからないのにか？｣ 真ん中がわからないからです。 円を点に、線を点に。 別れは少し寂しいけど あなたに出会えてよかったです。 答えがわかったその時には また会いに来ます。 ｢その必要は無いだろう｣ 包帯の隙間から覗くもの あぁ、なんだそういうことですか。 それじゃあはじっこのはじっこのはじっこまで。 [▽] [ｺﾒﾝﾄ] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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