ABA-AUCJX ☆ボディー・ガラスコーティング☆ Part 5 加熱溶解浸透仕上げ 編】 初期硬化(表面硬化)のために一晩時間を置きました。 一通り遠赤外線ヒーターの照射を終えたら、全体を優しく丁寧に湯拭きしていきます。 コーティングの仕上げ(乾拭き) に使用した緑色のクロスより、さらに少しだけ毛足の長い最終仕上げ用の黒いマイクロファイバークロスを使用します。 ダイヤモンドメイク(大塚産業さんのシリカガラスコーティング剤の登録商標)製品には高分子フッ素が高配合されているため、コーティング施工後に余分なフッ素が油のように表面に浮き出てきます。これを湯拭きして落とす必要があります。理由は2つ… @ギラギラ感が抑えられてスッキリとした仕上がりに。 わからない ( -_・)? 実物を見てないとイメージ出来ないですね… Aさらに、こちらの方が重要なのですが… 余分なフッ素が仕上がったばかりのコーティング層に汚れを引き寄せてしまうのを防ぐことが出来るんです。 特にこのまま雨に降られると、空気中に漂っている油分(有機物) と結合して黒いスジ状のシミを作ってしまうことがあります。もちろんクリーナーで簡単に除去出来ますが、余計な手間をお掛けするのは…。 以上のような理由からお湯拭きをしてるのですが、ぬるいお湯じゃすぐに冷めてしまい思うように拭き取ることが出来ないので… かなり熱めのお湯でクロスを濯ぎ、なんとか熱さをこらえて軽く絞り、拭く… そして何度もこれを繰り返して、ボディー全体を丁寧に拭き上げていくんです。( -。-) =3 湯拭きを終えたら・・・ 遠赤外線ヒーターを満遍なく照射していきます。 自然乾燥ではダメというわけではないのですが、自然乾燥だと表面からゆっくりと硬化が進んでゆくだけなので、環境によっては完全硬化まで数日かかることもあり、コーティング被膜が環境の影響を受けてしまうこともあり得ます。しかし遠赤外線ヒーターを使用することで、鋼鈑ごと内部から温め、環境の影響を受けることなく安定したコーティング被膜の形成・硬化・定着を促進することが出来ます。 ですが本来は塗装後の乾燥に使用する器具なので、十分注意していないと直ぐに今回の使用目的以上の高温になり過ぎてしまいます。そうなるとせっかく手間隙かけて磨き上げた塗装面に悪影響が… 塗膜が伸びて艶がひけてしまい、今までの苦労が台無しになってしまうことがあるので注意しないといけません。 あくまでも、塗装したのではなく、「コーティング」です。膜厚も全く比較にならないほど薄いのですから、塗装後の乾燥に使用するほど遠赤外線ヒーターであぶる必要はありません。 表面温度55〜60℃で5〜10分、塗装面の温度や情況を絶えず見守りながら照射します。温度が高くなり過ぎるようであれば、ヒーターの距離を離して適切な温度を保つように調整します。そして細かな移動を繰り返し、順に照射してターゲットの温度で満遍なく全体を暖めていきます。 こうして遠赤外線ヒーターを照射することで、納車後すぐに不意の雨に降られ濡れるようなことがあったとしても、すぐに洗車して拭き取りをしなくとも、コーティングにシミが着いたり、取れにくい汚れが付着したりするのを避けられます。 さらには、温められた塗装面が冷えてゆく過程で、引き締まり一層光沢が増したボディーが現れます。(^O^) 冷めるのを待って、再度湯拭きを行います。 そしていよいよ〜 完成で〜す! \(^-^)/ では、完成画像を こちらから ご覧下さい。 [追記を読む] コメント(0) [コメントを書く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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