【ブレーキフルード テスター
 テストしてみました… 
その実力はどう? (゜.゜)】


開封していないブレーキフルード缶を開け、
4ml プラスチック容器に移し…

テスター で測定 水分含量 0%のLED点灯

そこで、スポイトで水を1滴注入…
水の1滴はおよそ0.04ml (0.03〜0.05ml)

測定 水分含量 1%未満のLED点灯

再度スポイトで水を1滴注入…

測定 水分含量 2%未満のLED点灯

再度スポイトで水を1滴注入…

測定 水分含量 3%未満のLED点灯

再度スポイトで水を1滴注入…

測定 水分含量 3%未満のまま
そこでさらにもう1滴…

測定 水分含量 4%以上LED点灯

 驚きましたね〜、思っていたより正確に反応するようです。水分含量2%以上は交換推奨、4%以上は要交換です。 なぜ?…
 ブレーキフルードの主成分であるエチレングリコールは空気中の水蒸気を吸収する性質を持っています。では、水蒸気を吸収する(水分を含む)とどうなるのでしょうか? ブレーキフルードの沸点が下がります。ドライ沸点・ウェット沸点って聞いたことがあるでしょうか?車に詳しい方は良くご存じでしょうが、ドライ沸点とは吸湿率(水分含量)が0%の時の沸点、ウェット沸点とは吸湿率(水分含量)が3.7%の時の沸点のことを言います。
 ブレーキフルードには規格があり、これらの温度には規格によって定められた基準値があります。例えば、小〜中排気量の一般車向けの DOT3 はドライ沸点が205℃以上・ウェット沸点が140℃以上、大排気量の一般車・スポーツ走行車向けの DOT4 はドライ沸点が230℃以上・ウェット沸点が155℃以上といったように定められています。
 さて、走行中ブレーキを踏むと車は止まってくれる訳ですが、前に進もうとするエネルギーがブレーキの摩擦によって生じる熱に変わるから車は止まってくれる訳です。しかしこの熱がクセ者です。長〜い坂道や連続するカーブなどブレーキを踏み続けていると、時に摩擦面は300℃以上になる場合もあります。この高熱がブレーキフルードに伝わり、フルードの温度が200℃以上になる場合もあるんです。すると沸点を超えたフルードは沸騰し、沢山の気泡がブレーキの油圧ラインの中に発生します。こうなると気泡のせいでブレーキがすかすかになり、ブレーキペダルをいくら強く踏んでもブレーキが全く作動しなくなってしまいます。この状態のことを【ベーパーロック現象】と言います。
 確かに、こんな極端なことが起こるのは希ですが、自分と同乗者、道を歩いている人や走ってる車の搭乗者などの命が懸かってる訳ですから、是非とも定期的なブレーキフルードの点検と交換をお願いします。



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