【KE2FW/ CX−5 平成26年式
サスペンション調整(1G締め直し)!】



サスペンションアーム、ロッドの調整にとりかかりましょう。

その前に少し説明しておきます。弊社で調整と呼んでいるこの作業は、近頃は"1G締め直し"と言われてる作業のことです。弊社では、創業以来30年、足廻り作業時にこの作業を行っていたので、調整っていってる訳です。
では、このような作業がなぜ必要なのでしょうか? 地球上にあるどんなものも、重力(1G)を受けています。この影響で、停止して接地している車輪のサスペンションは、常にある程度縮んだ状態にあります。ところが、普通足廻りの作業は車をリフトアップして行うので、重力の影響でサスペンションは伸びきった状態になります。そんな状態で、車高調やダウンスプリングへの交換などの作業を行い、各部を締め付けたあとに地面に車を降ろすとどうなるでしょう?
サスペンションアームやロッド、ナックルなどに取り付けてあるラバーブッシュはサスペンションが伸びきった状態で固定されているので、サスペンションが縮むとねじれた状態になってしまいます。つまり、停車状態で、ブッシュに強いストレスがかかっていることになるわけです。
このまま走行すればどうなるでしょう?サスペンションが縮もうとするときは、ブッシュにかかるより強いストレスが、サスペンションが縮もうとするのを妨げるように働き、サスペンションが伸びようとするときは、ブッシュにすでにかかっているストレスが、伸びようとするサスペンションを後押しするように働きます。
"スムーズ"や"しなやか"といった状態では決してありませんね!
こういった不具合を取り除くための作業が「1G締め直し」と言われてる作業です。どんな作業でしょうか? まず、サスペンションの締結箇所を緩めフリーな状態にして、ラバーブッシュに生じたねじれを解放してやります。次に、サスペンションに本来の負荷(1G)をかけた状態で、各箇所を締め直します。
こうすることで、走行時サスペンションがスムーズに、しなやかに動くようになり、操縦性や乗り心地の向上につながります。さらに、車は動いているよりずっと多くの時間止まっているので、ブッシュの劣化を防ぐ効果も期待出来ます。

さらに弊社では、足廻り作業後テスト走行し、サスペンションをなじませた後、リフトアップすることなくピットにて調整(1G締め直し)を行います。
リフトアップしてロアアームをスタンド等で持ち上げる、あるいは、タイヤを外してジャキでロアアームを持ち上げるっといった方法では幾分問題が残るからです。
1度リフトアップあるいはジャッキアップすると、タイヤの摩擦抵抗などのために、車を動かさないと元通りの位置にサスペンションは戻りませんよね!(ターニングラジアスゲージテーブルでも置けば問題ありませんが…)
さらに、ロアアームは、ロアアームの車体側締結部を支点、タイヤ接地面を力点とするテコのようなものと考えられます。したがって、ロアアームを持ち上げる方法では(力点が支点に近づくのですから、持ち上げた部分には1Gかかってはいますがサスペンションとしては)本来の1Gがかかっているとはいえません。
よって、弊社の方法がベストなのでは?と考えております。

調整(1G締め直し)のみの作業も承ります。またピットも レンタル しておりますので、ご自分での作業も可能です。ご興味のある方は こちらより お問い合わせ下さい。

長くなってしまいましたが、作業にとりかかります。


Frロアアーム
車体側


Rrロアアーム
車体側

Rrロアアーム
ナックル側


Rrアッパーリンクロッド
車体側

Rrアッパーリンクロッド
ナックル側


Rrロアリンクロッド
車体側

Rrロアリンクロッド
ナックル側


Rrアブソーバー
ナックル側


これでサスペンションアーム、ロッドの調整(1G締め直し)完了。(^-^)v

さてと… 足廻り作業後は、ヘッドライト光軸調整ですね♪

やはり、少々上向きになってましたね。
あとは、アライメントとるだけです。

車高調取付編 もご覧下さい。

リジカラ取付 フロント編 もご覧下さい。

リジカラ取付 リヤ編 もご覧下さい。


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